エンジニアになるのに、前提なんてない - "私がエンジニアになるまで" イベントレポ- #techplaygirls
TECH PLAY女子部で「私がエンジニアになるまでLT大会」をやったのでそのレポートをお届けします。ちょっとバタバタしていて抜けている部分もあります…。
このイベント、一番ピークのときで参加登録数85人くらいになっていて、私が約3年間くらい女子部運営をやっている中で一番人気の高いイベントでした…。実際の参加者数も50を越えていました。めでたい。
LT
CAからエンジニアに? 〜エンジニアへの道は一つだけじゃない! @Maddy Deason さん
スライドなしでのご登壇でした…!
- 職業
- 元CAで、ハワイと日本の便で仕事してた
- 現在は楽天
- 昔
- 親のコンピュータでよく遊んでいた
- セーラームーンのwebサイトを作ったりしていて、それが普通だと思ってた
- 学生時代
- 日本語を専攻しており、日本語で仕事したいと思っていた
- CAがそれに当てはまった
- 変遷
- まずはCAになった
- 手に職を持たなければという考えがあった
- 大学院に行って、ジャーナリズムを勉強しようと思った
- そこでみんながコーディングをする機会があり、そこで初めて自分がスキルを持っているんだとわかった
- アメリカだったら儲かるので、これで行こうと思った
- ボストンでフロントエンドの仕事見つけてやった
- 思ったこと
- 26歳からエンジニアになったが、後からなろうと思ったら情熱がないと難しい
- 大学院行きながら勉強してたが、授業だけでは足りない
- 何エンジニアになるかは、自分が何が作りたいかで決めるのが良い
感想:プログラミングを始めるのに年齢は関係ないというのはホントにそうだと思っていて、知り合いで30歳を越えてからエンジニアになったけど今バリバリ働いている人もいます。まさに情熱があるかないかの問題だなーと思います。
漫画家兼エンジニア、エンジニアマネージャー、そして起業という選択肢〜あらゆるノイズの中で、自分らしさをどう見つけるか〜 @村上(磯村) 遥 さん
LT初登壇とのこと…!
- ITとの最初の出会い
- Windows95
- 知らない人同士、メールでやり取りしていた時代
- 場所を越えるインターネットってすごいと思った
- 大学時代
- アルバイトでホームページを制作
- DreamWeaverを使って作って、ホームページ作るの楽しいと思った
- 就活
- 文系で、特にやりたいこともない
- 就職課に手に食をつければ?と言われてエンジニアに
- IT全盛期だった
- 変遷
- SES→漫画家アシスタント→webエンジニア→エンジニアマネージャー→起業
感想:何かを決断すること、特に職業を選択することは勇気がいることだと思うのですが、決断力と勢いで切り開いていく姿勢がすごいなと思いました。
未経験から2年後、フリーランス0.33333…年目の話 @沖本麻衣 さん
- 正社員時代
- RoRでお仕事
- わからないことがあればすぐ相談できる
- 悩み、不安
- 受託だったのでひたすら案件をこなすことが不安に
- このまま会社に頼りっぱなしで大丈夫…?
- 他の会社の人はどうしてるんだろう
- →勉強会に行ったり、yentaを使ったりして人と会うように
- いろいろ悩んだけど…
- 東京でいろんな案件、人と仕事したい
- 正社員になりたいと思う特定の会社もなかったのでフリーランスに
- フリーランスになる下準備
- 知り合いの人に相談
- エージェント会社にも登録
- 今
- いろんな案件、人に出会うことができて楽しい
- フリーランス1年目の目標
- Angularの知識を付ける
- インフラの知識を付ける
感想:いろいろな人に出会うことは大切だな、ということは最近よく思います。1人1人別の経験をしているのだからいろんな人の話を聞いていろんな疑似体験をするとより良い判断ができるような気がしています。
研究の世界からエンジニアに!〜今までとこれから〜 @あきな さん
- 学生時代
- 海洋の研究をしていた
- なぜ海の研究を続けなかったのか
- 研究は楽しかった
- が、それよりも不安が大きかった
- 研究者の道のりは長い
- 個人プレーすぎる
- 閉鎖的な環境が正直息苦しい
- 奨学金の返済額が…
- エンジニアに興味を持ったきっかけ
- ある時衛生のデータ解析をより効率化するためにMatlabを使った
- 今まで時間をかけていた解析が大幅に短縮
- 自分の時間がもっと使えるように
- プログラミングは難しいと思っていたがエンジニアっていいなって思った
- エンジニアでよかったこと
- 個人プレーとチームプレーのバランスがよい
- 落ち着いて穏やかな人が多い
- 自分のキャリアをカスタマイズしやすい
- 社外のエンジニアとも交流がしやすい
- 今後
- 素早い問題解決ができるように
- これからのエンジニアをサポートできるように
感想:ちょっとした効率化作業がきっかけでプログラミングに興味を持ったというのを聞いて、同じように、たとえエンジニアにならなくともプログラミングに興味を持ってくれる人がもっと増えてくれるといいなーと思いました。
社会不適合女子が社長になってみました(仮) @みやたけ ゆき さん
www.slideshare.net
スライドあるので感想だけ…。
感想:幼稚園でアセンブラ、というのが衝撃的すぎて…。「知識は武器」というのはホントにそうだなと思っていて、私は「エンジニアは業務外でも勉強すべきか」論がどう騒がれようと勉強はし続けようと思います…。
社長面接で「エンジニアどう?」って言われたら「はい」って言うしかない話 @ちゃんまー さん
- 今のお仕事
- スマホケースを作る会社のSE
- ネットショップの裏側を作っている
- 就活
- 元々SEになるつもりはなかった
- 営業、企画中心に就活
- 携帯ストラップを売っていたベンチャー企業ということで興味を持った
- 面談
- 社長:文系なの?
- 自分:分離両方です
- 社長:じゃあプログラミング興味ある?
- 自分:…はい
- 社長:エンジニアやってみない?
- 自分:(断ったら落ちる)…はい
- 今
- 開発部を離れた
- ライフステージのことを考え、一度キャリアを見直したい
- 視野を広げたい
- 作るよりデータ分析系が面白かった
- 開発できると非エンジニアの部署では神扱い
- エンジニアは、なりたくてなったわけではないけど天職だった
感想:今は開発部を離れたとのことですがエンジニア時代の経験を生かしてお仕事されているようでこうゆう選択の仕方も全然アリだよなーと思いました。
プログラミングと子育てと、働き方のこと @tadaaki さん
- きっかけ
- 学校でbasicを書く機会があった
- windowsアプリを作っていたりした
- 就職
- そのままエンジニアになるはずだった
- が、20歳で出産
- 2人目出産直後社会人デビュー
- 家が遠くかったり子供の世話とかを配慮してくれて、リモートワークでもいいよ、と言ってくれた
- 今現在
- オフィスなくて完全リモート
- これから
- 事情がない人でもリモートなど、柔軟に働けるように
- 裾野を広げる活動をしたい
- 生涯プログラマでいたい
感想:出産を経験されても現役エンジニアとしてプログラミンをしたり技術書展に出展したりと非常にアクティブで、エンジニア女性の良いロールモデルだなぁと思いました。
「得意」より「好き」を仕事にした話 @akatsuki174
「得意」よりも「好き」を仕事にした話 - Speaker Deck
※レイアウト崩れるので埋め込みではなくリンクで…
自分の発表です。いろいろ思い悩みながらも最終的にはエンジニアを選んだ理由について書いています。
エンジニアになったきっかけ @吉澤和香奈 さん
- エンジニアになったきっかけ
- 幼稚園の時に家にMacintoshがあって遊んで
- 小学生時代
- ゲームをやりこむ
- 中高時代
- ゲーム用にPC自作したりしてた
- 就活
- 総合職を目指したがアパレルはキャリア積みづらいイメージ
- 経営学部だったがSEの募集が多かった
- SEの就職活動をしたら思ったより職業の印象もよく、特技を活かそうと思った
- 今思うと
- ゲーム好きが仕事に繋がった
- まとめ
- その時々一生懸命にやっているとなんでもためになる
感想:「その時々一生懸命にやっているとなんでもためになる」という言葉が染みました。一生懸命やったことって忘れづらいし何かしら得られているはずですもんね。
ちなみにお子さんを連れて来てたのですがママのLTをじっと見つめる姿が可愛かったです。
お母さんのLTが気になって仕方ないお子様。笑 #techplaygirls pic.twitter.com/dCBviQz5rf
— まいどる(29)🌵Webエンジニア (@maidol_28) 2018年7月24日
元音大生、気がついたらピアノの鍵盤ではなくPCのキーボードを叩いていた話 @浪川舞(まいどる)さん
- 唯一成功した投資
- エンジニアになったこと
- 幼少時代
- 女優を目指す
- 中高時代
- 成績いいといじめられる
- いじめられないようヤンキーを目指すが親が厳しすぎて集会に行けず断念
- 音大へ
- 音大時代
- 周りがお嬢様ばっかり
- 就職する人があんまいない
- 逆に就職してやろうと思った
- 就職
- 力仕事に励む
- いろいろブラックだったり
- 努力=根性?という疑問が湧いてきた
- 変遷
- 証券システム案件でバグ回収
- プログラミングのサポート講師
- マネージャー どんな形のモチベーションでもいいと思う
感想:昔はヤンキーを目指してたなんて今からは想像できない…笑。無理をしてでも頑張ることが良いこと偉いことではないと途中で気づいてよかったなと思いました。
Togetter
全体として
みんないろいろなことを考えながらもそれぞれが納得する選択をしているようで、聞いていてとてもほっこりした気持ちになりました。今回のトークを聞いて勇気をもらえた人もいたようで、良い会だったなと思いました。