AppStoreのアプリ説明文をなんとなく分析してみた
AppStoreに載せるアプリの説明文、みんなどんなかんじで書いているんだろうと思って有名なアプリの説明文を分析してみました。他のアプリの説明文とは異なる点、特徴的な点をピックアップして、それによって(私が個人的に)感じる印象等は=>
以降に書いています。ピックアップ基準は主観的な部分も大きいと思うので、気になる人は自分で実際に見てみて下さい。
※3月上旬に見た説明文を元に分析しています
フリマ
メルカリ
- 「日本最大」
- =>メジャー感
- ダウンロード数の記載
- =>メジャー感
- 獲った賞の記載
- =>メジャー感
- 「こんな方におすすめ」
- =>自分ごととしてアプリと向き合える
- 売買操作が簡単であるという説明
- =>利用のハードルを下げている
ラクマ(旧フリル)
- 「こんな方におすすめ」
- =>自分ごととしてアプリと向き合える
- 売買操作が簡単であるという説明
- =>利用のハードルを下げている
ショッピング
楽天市場
- 取扱店舗数、商品数を記載
- =>自分が気に入るものがあるかもしれないという期待感
- 「日本最大級」
- =>メジャー感
- 新機能の説明
- =>主に既存ユーザに対し、最近の変化を伝える
- アプリ限定キャンペーンの説明
Amazon
- プッシュ通知を許可する方法の説明
- 新機能の説明
- =>主に既存ユーザに対し、最近の変化を伝える
- ウィジェットの説明
ファッション通販ZOZOTOWN
- 「日本最大級」
- =>メジャー感
- ブランド数、商品数を記載
- =>自分が気に入るものがあるかもしれないという期待感
- プッシュ通知で何が良くなるのかの説明
家計簿
家計簿マネーフォワード-自動連携で簡単 人気の家計簿
- 利用者数の記載
- =>メジャー感
- 「使っている人は月○○円の収支改善」
- =>このアプリを使うことによるメリットが思い浮かぶ
- 「こんな方におすすめ」
- =>自分ごととしてアプリと向き合える
- 金融機関の対応数記載
- =>自分が普段使っている機関も連携できるかもという期待感
- 操作が簡単であるという説明
- =>利用のハードルを下げている
- 有料会員サービスの説明
- セキュリティに関する説明
- =>信頼度
Moneytree 家計簿より楽チン
- 獲った賞の記載
- =>メジャー感
- 金融機関のカバー率の記載
- =>自分が普段使っている機関も連携できるかもという期待感
- 有料会員サービスの説明
- 無料トライアルの案内
ゲーム
Pokemon GO
- 累計ダウンロード数の記載
- =>メジャー感
モンスターストライク
- 利用者数の記載
- =>メジャー感
- 操作が簡単であるという説明
- =>利用のハードルを下げている
- 有料会員サービスの説明
SNS
LINE
- AppStoreランキングの記載
- =>メジャー感
- 新機能の説明
- =>主に既存ユーザに対し、最近の変化を伝える
- 「無料」が複数回出てくる
- =>安心して使える感
- 文章が他と比べて非常に短い
- 利用者数の記載
- =>メジャー感
- 「こんな方におすすめ」
- =>自分ごととしてアプリと向き合える
- 活用方法の記載
- =>具体的に自分が使っているシーンを想像させる
料理
クックパッド
- 利用者数、掲載レシピ数の記載
- =>メジャー感
- 「日本最大」
- =>メジャー感
- 「こんな方におすすめ」
- =>自分ごととしてアプリと向き合える
- 有料会員サービスの説明
DELISH KITCHEN
- SNSのファン数の記載
- =>人気がある感
- 「誰でも簡単に作れる」
- =>時短や、自分にもできるかもという期待感
- ユーザの声の記載
- =>具体的に自分が使っているシーンを想像させる
- 「こんな方におすすめ」
- =>自分ごととしてアプリと向き合える
kurashiru
- 動画数の記載
- =>メジャー感
- 「日本最大」
- =>メジャー感
- 動画の分数の記載
- =>スキマ時間を活用できそうと思わせる
- 「こんな方におすすめ」
- =>自分ごととしてアプリと向き合える
- 有料会員サービスの説明
音楽
AWA
- 利用者数、楽曲数の記載
- =>メジャー感
- 料金プランの説明
Spotify
- 楽曲数の記載
- =>自分が気に入るものがあるかもしれないという期待感
- 改行が多い
- =>読みやすい
- 料金プランの説明
所感、まとめ
AppStore申請に必要なリソースを爆速で用意する(スクショやタイトル、キーワードなど)も参考にすると良いのですが、やはり「良いな」と思うものには共通点があります。具体的数値を用いた実績、「こんな人におすすめ」「ユーザの声」を掲載する等…。
この説明文は読まれないことも多いと思います。しかしアプリが完成する前にここの文言を作ってしまうケースがあるというくらい、ここに書くものは「このアプリとは何なのか」を示す重要な部分になります。初心に帰って「このアプリはどんな人の、どんな問題を解決するためのものなのか」を考えて一度整理してみるのもいいかもしれません。