とりあえずやってみればいいじゃん

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読書メモ:人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの -はじめに-

読書した内容を忘れないようにするための要約メモです。

今回の本

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの

今回は「はじめに」の章のまとめ。

要約

人工知能」という言葉がしばし囁かれているが、人々がこの言葉に感じる印象は10年前と大きく異なる。以前は「そんなに簡単にできるはずがない」と敵愾心を燃やす人がたくさんいたが、今では人工知能という言葉が頻繁に使われ、一種のブームになっている。このブームは今まで2回あった。「人工知能はもうすぐできる」と信じ、多くの予算が投下されたが、思ったほど技術は進展しなかった。期待が大きかった分失望も大きく、冬の時代が訪れた。今3度人工知能の春が訪れているがやみくもに賞賛するべきではないので、人工知能の現在の実力、状況、可能性について正しく理解してもらおうと思う。ポイントはブレークスルーをもたらすかもしれない「ディープラーニング」の意義をどう捉えるかにある。ディープラーニングにより大きな飛躍の可能性が見えてきたが、一方で人工知能にできることは現状限られており、決められた処理を行う、簡単な「学習」を行うことは得意だが、例外に弱い。今の人工知能は期待値の方がはるかに大きく上回っているので、ここで正しく理解してもらい、その上で応援してほしい。

感想とか

たしかに「人工知能」と言っておけばなんかすごそうに聞こえるという状態になっており「人工知能」という言葉が暴走しているイメージはある。この本を読んで本当の「人工知能」を把握しておきたい。