10/14 iOS Creators' Meetup vol.2を主催しました #oi_study
約3ヶ月ぶりにiOS Creators' Meetupを開催したので報告しようと思います(いやー1回切りで終わりの勉強会にならなくて良かったです)。資料が公開されている方に関しては発表のまとめは書かずに行こうかなと思います。
LT
「AutoLayoutのデバッグを試みる」@akatsuki174
8分だとそれほど深く喋れないなーと思ったので、詳しい資料はこちらのQiitaの記事にまとめました。のでここではAutoLayoutのデバッグをやってみた感想などを。
正直今まで私はAutoLayoutでエラーが出たときの対処はものすごく苦手で「あってるはずなのになんでエラーが出ているんだろう」とか中途半端な自信を持ちつつやっている状態だったので、今回発表を気にAutoLayoutの勉強が出来て良かったです。シンボリックブレークポイントを使ってAutoLayoutのデバッグができるというだけでも私にとっては感動モノだったのですが、加えてLLDBをうまく使うことによってviewに対して操作ができてしまうことには驚きでした。LLDBをもっとよく知ろうと思うきっかけになりました。
「オブジェクト指向な人がRxSwiftを試してみた」@grachroさん
www.slideshare.net
同じく弊社からの登壇者です。オブジェクト指向な筆者が関数型プログラミングのライブラリをいろいろと触ってみた結果、RxSwiftが一番しっくりきたのでその理由を3つ述べる、というものでした。裏話をすると時間をかけて作って、最後はかなり資料を削っていたのを知っています(もしかして私より時間をかけて準備をしていた...?)。
Rxは様々な利点もあり、企業のプロダクトでも取り入れているところが結構多くなっているような気がします。私は個人的にメソッドチェーンで書けるというところも地味に好きです。弊社でもこれを機に少しずつ、変えるメリットがある部分については変えていこうかと思っています。
「スマホアプリディレクターが考えていること」@kurikazuさん
www.slideshare.net
スマホアプリディレクターが日々直面する具体的な事象と、それに対する考え、対応についての話でした。
「webと同じで」という話は結構起こりうるんじゃないかと思っています。弊社では(私は入社半年なのでよく知っているわけではないですが)スマホアプリが効果的かどうかを検証するため、まずはあるセグメントに「アプリありますよー使ってください」と告知をして、その効果が見込めたら全ユーザにアプリの存在を告知するという方法を取っています。今はアプリの有用性が証明されたので、webにあってアプリにはない機能を補充したりする方向にあります。
それから「社内で偉い人に慣れ」という言葉にはものすごい納得してしまいましたw
「Realm Mobile Platformをさわってみた」@kinyoKouさん
www.slideshare.net
つい最近リリースされたRealm Mobile Platformを早速触ってみたとのことで、概要や注意点についてお話していただけました。
オフラインファーストってなかなか特徴的ですね。今の時代でも田舎の方とか地下鉄移動中にWi-Fiを使っていたりすると繋がりにくくなったり圏外になったりしますし、サーバエラーが発生することもありますからね。この機能があると安心ですね。update後勝ちを試してみた話は興味深く、つまづきそうなポイントを丁寧に解説されているなと思いました。
「iOSアプリにおけるリリースフローとCI環境」@としさん
www.slideshare.net
テスト戦略を立てたりCI環境整備を専門としているとしさんからの発表です。CIを導入した場合の流れについてご説明していただきました。
前職でも現職でも、CIをちゃんと使ったことがなかったのでCIがある環境いいなとは思っていました。今回の発表を聞いてさらに思いました。それは弊社の別の人間も同じだったらしく、「jenkins活用しましょう」という話になりました。いやー大成功です。勉強会を自社主催でやる裏の目的の一つって、発表を聞くことによって自社にない技術を知って取り入れるということでもありますからね。としさんに感謝。
「iOS10からのプッシュ通知再入門」@jollyjoesterさん
※現在スライド公開されてないのでメモ掲載します。でもそのうちQiitaの記事公開していただけるようなので期待!
- プッシュ通知
- ユーザがアプリを使わなくなった時に行動を促す唯一の手段
- プッシュ通知の見た目と基本操作
- プッシュ通知自体を開く(詳細を見る)ということができる
- 3Dタッチで開けるらしい
- タイトルをつける
- タイトルとサブタイトルがあまり変わらない...
- カスタム警告音を付ける
- アプリに音声ファイルを予め仕込んでおく
- バッジをつける
- 6桁以上になると真ん中が「...」になる
- badgeプロパティで0を送るとバッジが消える
- アクション付きプッシュ
- iOS8から
- categoryに応じたアクションを実行可能
- リッチ通知
- 画像URLの場合、ダウンロードを予めしておいてくれる
iOS10でできるプッシュ通知の機能について、ペイロード例も混じえつつ説明してくださいました。
iOS10のプッシュ通知は魅力的ですよね。。。画像とかカレンダーとか地図とか、今まで考えもつかなかったことができるようになっていて、ユーザとのコミュニケーションがより多様化して面白いです。ただアプリによってこれらの機能を有効に活用できるか、あまり変わらないかが変わってくる気がしますね。
ちなみにLT内でも言っていましたが、GrowthHackJournalを見ると効率的なプッシュの送り方がわかるそうです。あとでまた記事にしますが、Reproさん主催でプッシュをお題にした勉強会も開かれていたのでそちらも注目ですね。
ゲストトーク
「コンテキストを意識したアプリデザイン」@三瓶亮さん
オリジナリティ溢れるイケてるアプリを作りたい、と思うこともあるが、そこで奇抜なデザインにしてしまうとユーザは困惑してしまう。そんな時にアプリをパクりつつ、オリジナリティを盛り込むという選択肢を提示したトークでした。資料内にUX MILKアプリの例が載っているので、ぜひ読んでいただきたいです。
個人的には「パクる」という発想が刺激的でした。どうしてもクリエイティブなところになるとパクらずにオリジナリティを出していかなければならないというイメージが強かったのですが、たしかに開発者・デザイナ間のコミュニケーション、ユーザの親しみやすさという点を考えるとパクるという選択肢は十分ありだなと思いました。
また、コンテキストを意識するということも大事なことだと思います。例えばクックパッドさんのアプリはきっとアプリを使いつつ料理をすることを想定しているのだと思いますが、スマホがスリープしたり暗くなったりしないようになっていますよね。あれ結構便利だなと思っています。アプリ内だけでなくアプリを通しての体験全体を設計していくことって大切だなと思いました。
裏話こぼれ話
名札に関して。今回は弊社@sato_hikaruさんの協力により、機械的に作成することに成功しました。前回は数人でペタペタ職人をやっていたので大きな進歩です。ありがたやー。この名札によって、「ああ、このアイコンはあなただったんですか!」というようにコミュニケーションが発生していたらいいなと思っています。
懇親会の食事について。前回に引き続き、弊社の食品を出させていただきました。ただ今回は前回と違って、食材をカットするという作業が発生したため大変でした。。。食材カットは私ともう一人が担当したのですが、キッチンを統括している方?に上手な切り方を教えられつつカットしましたw私、だいたいの食材は皮付きで食べているので柿の上手な剥き方とか知らんかったよ。。。もし柿を上手に剥く方法が知りたいという方がいらっしゃったら今度聞いてくださいw
slackについて。承認率が悪いために新規の人が入れないという事態が発生しました。まさかこんなことになるとは思わなかったよ。。。ドキュメント読んだ感じだと、今回のケースだと諦めるしかなさそうな雰囲気を感じ取っています。。。もし解決方法を知っている方がいらっしゃったら@akatsuki174まで教えてください。
他の方の参加レポート
- iOS Creators' Meetup vol.2 まとめ - Qiita
- #oi_study ios全般の知見を共有する iOS Creator’s Meetup vol.2に参加してきたまとめ
- iOS Creators' Meetup vol.2 参加してきた #oi_study - がんばってなんか書く
- iOS Creators' Meetup #2 に参加しました - kometubuo’s diary