8/6 "RIDE" UX Sketch SUMMER 2016に参加してきました
参加してきたのでレポートを書くのですが、用事があったりやるべきことがいっぱいあったりで1人しか聞いていないので1人分だけ書きます。このイベントの様子はのちに紹介するtogetterを見れば結構わかると思うので、他の人がどんなことを話していたのかを知りたい人はそちらを参照してください。
UXデザインで勘違いしていたことと、やってみて気がついた本当に大切なこと - 伊藤えりか
- UXについて勘違いしていたこと
- 手書きのラベルのようなものがUX
- メインのお肉だけではなくて、プラスとして出てくる気配り、気遣い
- 気配りだけではご飯はおいしくならない
- アニメーションつければUXが良くなる
- ぬるぬる動くやつを作ってエンジニアに渡す
- エンジニアが苦い顔をしている
- 実装するのが難しいけどどれくらい効果があるの?
- 素早くリリースすることがいいUXデザイン
- デベロッパーの負担を減らそう!
- →Android Studioをインストールしたりしてコーディングを7,8割やっていた
- あれ?デザイナーなのに。これって私の仕事じゃない
- 軸がないデザインを作っていた
- 情報設計=UXデザイン
- いい情報設計って何だろう、の軸がないことに気づいた
- ユーザがいないデザインを作っており、良し悪しを判断する基準がない
- 「自分が」いいと思ったデザインをプレゼンする
- 聞く方は「自分が」いいと思ったらそのデザインを採用する
- →軸がないので最終決済者に届いた時に大幅な変更が起こることがある
- 手書きのラベルのようなものがUX
- 良いデザインは一定していない
- ゆりちゃん(5歳)
- →かわいい、動きがついている、ひらがな
- 田中さん(50歳)
- →ほしい情報がすぐ見つかる、テキストが読みやすい
- ゆりちゃん(5歳)
- デザインの良し悪し
- 誰のため?
- 同じ人でも時と場合によっていいデザインが変わってくる
- 全く違う状況で使われるアプリを比べて良し悪しを判断できない
- 何のためのデザイン?
- 「これってユーザビリティ的にどうなんですか?」と聞かれることがある
- デザイナー≠ユーザなので、本人に聞かなければわからない
- 誰のため?
- プロダクト
- 木を想像してみる
- 見えている部分、見えていない部分がある
- プロダクトの栄養=プロダクトビジョンとか
- 根が浅い木は風ですぐ倒れてしまう。プロダクトも一緒。
- 木を想像してみる
- Pivotal Labsで取り組んでいること
- プロダクト開発のサイクルを考える→作る→検証するで回す
- デザイナーが関わるのは根っこから葉っぱまで
- 目に見える部分
- 機能案、ビジュアルデザイン、ユーザビリティテストなど
- 目に見えない部分
- ビジネスビジョンの整理、ペルソナ、ユーザインタビューなど
- 目に見える部分
- それぞれの視点からアイディアを発散する
- 意思決定者→製作チームではない
- 意思決定者==製作チーム(対等)
- ベルソナ設定
- ペルソナ作るだけだと意味がない
- 勝手な思い込みのもとに作ってしまうと危ない
- ユーザインタビューのポイント
- ユーザの習慣を聞き出す
- オープンエンドクエッションをするべき
- ユーザを理解し、共感を深めることを意識する
- ペルソナに近い人に話を聞く
- ベルソナに合っているかどうかをある程度スクリーニングしないと単なるノイズになる
- ユーザの習慣を聞き出す
- ユーザインタビューの注意点
- 家族 / 友達は避ける
- 情があって本当の意見を言わなかったり
- しっかりお礼をする
- たくさんの人に聞かばいいというわけではない
- 5,6人で85%程度の問題を見つけることができる
- 改善してからまた5,6人に聞くのはあり
- 家族 / 友達は避ける
- 分析、仮説をチームに共有する
- 行動パターンを探す
- その行動を取る原因を探す
- 仮説を見比べる
- どこが合っていたか、間違っていたか
- インタビュー共有をやらないとチームでユーザ像に乖離が出てくる
- 機能案 / デザイン / 優先度
- ユーザ視点で考える
- 何の話をしている時でも出だしは「◯◯くんだったら」
- おすすめの図書
- マーケティング/商品企画のためのユーザーインタビューの教科書
- 本当に大切なこと
- ユーザの目線に立ってデザインする
- ユーザに聞くまでは、全部が仮説なので検証しよう
- 実在するユーザが抱える、実在する問題を解決しよう
- UXという言葉
- 社内ではUXデザインという言葉を使わないようにしている
- 人によって解釈が異なるので危ない
- →「プロダクトを良くしていく取り組み」
- 社内ではUXデザインという言葉を使わないようにしている
「実在するユーザが抱える、実在する問題を解決しよう」というのは非常に大事なことですよね。「きっと◯◯だからこれやろう」という思い込みで進めてもプロダクトは良くならず、逆に悪くなることもあります。利益やせっかくこれまで築きあげてきたものも大事ではありますがユーザあってのプロダクトなので、きちんとユーザと向き合ってプロダクト作りをしていきたいですね。
togetter
2016/08/06(土) "RIDE" UX Sketch SUMMER 2016 #UXSketch #RIDE_UX - Togetterまとめ